今こそ出発点
お久しぶりです。
このブログの存在を完全に忘れてました。
ブログを書いていない期間に同棲が始まったりなんか人生の色々な節目がありまして。
そんな僕が小学校の頃に修学旅行で行った大仙院で、覚えた言葉があります。
知ってる人も多いのでしょうが、書き留めておこう。
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「今こそ出発点」
人生とは 毎日が訓練である
私自身の 訓練の場である
失敗もできる 訓練の場である
生きているを喜ぶ 訓練の場である
今 この幸せを 喜ぶことなく
いつ どこで 幸せになれるか
この喜びをもとに 全力で進めよう
私自身の将来は 今 この瞬間 ここにある
今 ここで頑張らずに いつ頑張る
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僕の記憶で書いてるので間違っていたら教えてください。
もし合っていたら拍手!笑
職場でも大きな人事異動が発表されました。
新天地でも頑張ろうと思います。
そしてこれを機に少しはブログを再開しようかな…。
こんなクソどうでもいい投稿が久しぶりの投稿で良いのか。
自問自答しながら今日は寝ようと思います。
ではでは。
手帳の話。
年の瀬ですね。
僕は子供の頃から大人になったら買おうと思っていたものがあって
それが
・万年筆
・長財布(札入れ)
・システム手帳
の3つなんですが、あとは万年筆を買うのみとなりました。
目星はもうついていて、タイミングさえ合えばすぐに買うつもりです。
手帳はこれまでモレスキンを使ったり無印のスウェードっぽいカバーのやつ使ったりしてきたんですが、去年「makuake」で出会ったシステム手帳を今では使っています。
それがこれ!
随分味気ない写真ですが「ilignos」というシステム手帳で、名古屋木材株式会社さんがつくった手帳です。
みての通り木!これもちろん本物の木!
僕は木と革が好きなので、これは一目惚れでした。
使い始めてしばらくたつものの、未だにたまにふわっと木の香りがして落ち着きます。
また、革と同じようにエイジングを楽しむことができるので長く大事に使いたいと思えるアイテムですね~
恐らく強度を心配する方が多いかと思いますが、名古屋木材株式会社さんはここがすごい。
わかります?曲がるんです。
この曲がる木ってのが思った以上に曲がります。壊れる気配なし。
このへんの詳しい説明を名古屋木材さんのHPにお願いしようかと思ったらぱっと見つからなかったので、makuakeの紹介ページを載せときます。
おお。一般販売ももう開始してるんですね。
名入れ等の刻印は対応してないみたいですが。
僕みたいに職場のマウスパッドやらレタートレイやらが木な人にとっては、これこそ求めてた!ってものでした。
木に囲まれて仕事するのは最高ですね。
来年の手帳どうしよ~とかシステム手帳ってどうなんだろ~って人、ぜひ一度見てみてくださいな。
システム手帳のバインダーとしてはそこまで高くもないのでオススメです。
最後に、僕の手帳に刻んである言葉をちらっと紹介。
”My life didn't please me, so I created my life.”
シャネルの創始者ココ・シャネルの言葉です。
別にシャネルが好きなわけではないですが、僕はこの言葉が好きです。
自分の人生は自分で切り拓いていけるなーんて思っちゃいますよね。
ため息つきながら手帳を開く時も多いですが、この言葉をみて気持ちを切り替えています。
では。
”はじまりのうた”熱が冷めないからサウンドトラックについて語らせてもらうよ。
今日はほんとはこれが書きたかったんだこの興奮のままに。
”はじまりのうた”をまだ観ていない人は読まないでください。ネタバレするしか想いをぶつけられない。
というわけでサウンドトラック。
特に印象的な曲だけだけど1曲ずつ書いてくから読みたい人だけ読んでくれ。
1.Lost Stars(Adam ver.)
映画のキーナンバーがまさかの最初。通常のサントラっぽくないですね。普通のアルバム作りましたって感じ。
このマルーン5のアダムのLost Stars、これは映画の終盤にデイヴがこの曲の元の想い、グレタの言葉、色んなものを込めて歌ったナンバー。噛みしめるように歌う序盤からアダムの美声で一気に開放的に拡がっていきます。
”2人にとって”大事だった曲は、今は”あらゆる人が”愛してくれている曲へ。舞台袖で聴くグレタの表情がまた良い。デイヴがグレタのことだけを想って歌っても、もうこの歌は二人だけの歌ではなくなってしまっているんですね。でもグレタはお客さんの表情、デイヴの想いが伝わり、それを前向きに受け止めていたと想います。本当に名曲。
2.Tell me if you wanna go home
映画の中では屋上で収録した曲ですが、これはかなり完成されちゃってますね。最初から小奇麗なギターサウンドが鳴り、全体のバランスが整えられた、よく出来てる曲。
元の曲が良いので当然これも良いナンバーですが、映画を観ちゃってると物足りないですね。あのヘタウマな良い味出してるバイオレットのギターが聴こえないと…と思ったらちゃんとボーナストラックあるやんけ!!あとでレビュー
3.No once else like you
映画の中でデイヴが歌った曲。この頃はまだ幸せな二人なのでした。
歌詞の内容は正直こっ恥ずかしいほどにストレートな愛なんですが、アダムの声がすべてを心地よく聞かせるからすごい。
ただこの曲あたりから”売れる”という売れ線狙いな雰囲気が…?少しずつ、周りの環境が変わるにつれて表現するものも変わってきているような、そんな印象を受けたのは僕だけでしょうか。この予感は後で現実のものとなります。
4.Horny
トラブルガムと会うときに流れてた曲かな?最高にかっこいい。
歌詞がクソだけど最高です。fuckin love!あ~ムラムラするぜ~って歌詞なんですがメロディラインが聴きやすくて声も良くて、途中入るミュートでニヤニヤしちゃうね!
4曲目にこれが入ってくるってのもなかなかずるい。
5.Lost Stars(Keira ver.)
1曲目のオリジナルとも言えるナンバー。グレタが部屋でビデオを前にデイヴのギターに合わせ歌っている非常に思い出深い曲。
「良い曲過ぎて君を嫌いになった」とまでデイヴに言わせた曲で、そう言っておかしくないほど本当に良い曲。その映像を一人で見返すグレタの姿を観て胸にくるものがありました。
…てかほんとにキーラ・ナイトレイ素人か?歌うますぎじゃね?
6.A Higher Place
出た問題ソング。デイヴの「向こうで刺激を受けてね」みたいなこと言いながらこれを聴かせる神経を疑うわ。冒頭を聴いただけで”自分ではない他の誰かへ向けて”作られた歌だと気づき憤慨するグレタ。
「まるで読心術士だ」とどこか気づかれるのがわかっていたような、そんなデイヴ。ずるい男だなあ。周りの環境で人は変わってしまうんだよね。
歌自体は非常に聴きやすくて人気が出そうな”売れ線”ソング。いやー良いんだけどね。良いんだけど、ちょっともやもやするよ。
7.Like a fool
6曲目のあとこれってのが良いね!デイヴとの想い出全てにキリをつけるため、グレタが留守電に残したナンバー。
歌詞が本当にいじらしい。グレタ未練ありまくりやん…と最初思ったけど、歌詞の節々で感じる決別。ピアノがポップなサウンドになってるのがまた良いんだこれが。スティーヴみたいな友達がほしいよね。
最後吐き捨てるように、つぶやくように発する”like a fool”で鳥肌が立ちます。
…やばいこのペースだと寝れん。以降映画の重要シーンのとこだけ抜粋しますが、飛ばした曲も名曲です。
10.Coming up roses
ダン率いるメンバーでまちなかで収録する曲。これは文句なしに良い曲だよなー
メロディが独特ですごく耳に優しいし、ちょくちょく主張してくるチェロの音が最高。
ドラマーの人が見た目に対してタイトなドラムしてるのがちょっとおもしろかったけど、スネアの音もすごく良い。ブルームスティックかな?あんましっかり観てないけど。どうやったらあんな音出るのかなー
あと子どもたちが”Hold on,Hold on”ってハモるシーン、ダンが指示して音を大きくしていくんだけど、その支持が抜群に良い。ちゃんとそれが映画で反映されてて、その場で録ってるんだぜ!ってのが伝わってきてすごく良かった。
12.A step you can't take back
映画の冒頭でグレタが弾き語りで披露する曲。これだけでも非常に良いなーと思うんだけど、最初のシーンだけではなんでグレタがこんなにも辛そうなのかわからないんだよね。
これをダンの視点で見た時、ダンには曲のアレンジが聴こえてくる。これが2コーラス目のハイハットのオープン・クローズからピアノなんだけど、この入る瞬間が狂おしいほど好きです。もうそれ以外無いってくらいのアレンジ。鳥肌が立つとともに、幸せすぎて僕はなぜか涙がでてきました。
あのシーンを思い浮かべるだけで興奮する自分がいる。ああだめだこれだけはyoutubeリンク貼っとこう。
このダンの泣きそうであり希望をもらったような顔、幸せそうな顔に合わせて彩られてく曲、もうこのシーンだけでこの映画一生大好きだと思いました。音楽の力ってほんとすごいよ。
13.Lost Stars
デイヴが再会したグレタに聴かせた新しく収録したLost Stars
このアレンジがまた完成度が高く、なんならこっちの方が好きって人もいるんでしょうが、グレタにとってはそうじゃなかった。やっぱりここでも僕の頭に浮かんだのは”売れ線”でした。グレタとデイヴ、もともとは二人で音楽を作り、その目的と環境が変わってしまったデイヴが届けたい対象はもう変わってしまった、と強く印象づけるアレンジだと思います。
このあとデイヴは元の思いを思い出し、1曲目のLost Starsを歌ったと思うんですが、もうデイヴの曲は誰か一人のためではあれなくなってるんですよね。デイヴの気持ちは伝わったけど、もう昔と同じようにはいられないということが、グレタにもわかったから、グレタも前向きに変わろうと思えたんじゃないかなと個人的に思いました。
15.Tell me if you wanna go home(Rooftop mix.)
屋上シーンの収録そのままとはいかないですが、ほぼほぼ再現されているナンバー。
この時のバイオレットのギターの入りが失敗したりするんですが、それも良いアクセントになっていて、すごくリアルに”合わせてる”のにどこか”計算されてる”、そんな曲で大好き。
最後のギターは本当に良い。エフェクターなんて下に置いてたっけ?とか思ったけどこまけえこたあ良いんだ。グルーブ感があって最高なんですわ。
まさに映画のセリフ通り Oh my god!
照れ隠しでピックをダンに投げつけるシーンはニヤニヤしちゃうよね~
最後ベースだけが静かになってフェードアウトしてくのも良いんだこれが。
あーだめだやっぱこれもリンク貼ろ。
というわけで最後の方駆足だったものの書きたいことは書いた。
とにかく映画が最高だしサントラも最高ってことを伝えたかった。
音楽やってる人というか何かを表現してる人みたら特にたまんないんじゃないかな~
音楽って、最高!
特別お題「年末年始に観るべき海外ドラマ」キャンペーン by Netflix
やいやいNetflixですよ。
せっかくなのでNetflixについて僕の熱い想いを吐露させてもらいますが、結論から申し上げます。Netflixは人をダメにするサービスです。
いやだってね、これまで「あー今日暇だなーTSUTAYAでも行ってDVD借りて引きこもるか~」なんてダメ人間の休日がさ
「あー今日暇だな~このままNetflixでドラマでも観て死ぬほどごろごろするか~」ってなるんですよ。
大差ないと思うかもしれませんが、唯一外に出る理由すらなくなったらもうずっと引きこもりですわ。
しかも僕はChromeCastを買ったんですね。
これがあるとスマホで操作したNetflixの画面がテレビに表示されるんですよ。
しかもバックグラウンドで動くからスマホ触り放題ですよ。なんなんだよ近代の技術の進歩。
しかもNetflixのラインナップは妙に僕の好みをバシバシ突いてくる!
先日語った「はじまりのうた」とか「奇跡のシンフォニー」も当然あるし、「インスタント沼」とかピース又吉さんの「火花」も唯一ドラマ化しちゃってるし、アニメだったら「シュタインズゲート」とか劇場版まで観れちゃうしもうやめてくれ。これ以上僕をダメ人間にしないでくれ。
まあそんなわけでNetflixはやばいコンテンツですよ。特に海外ドラマに強い印象。あ、だからこのキャンペーンなのか。なるほどね。
正直年末年始なんてガキ使観るか紅白観てからゆく年くる年とか観て初詣行ってゴロゴロしてるもんなんで、あえて年末年始に海外ドラマ…?って感じだけどどうなんだろう。
ただあえてあげるならSHERLOCKですかね!
あのシャーロック・ホームズが近代版になって登場してるような感じなんですが、シャーロック・ホームズの奇人感がうまく現代風になっていて楽しいです。原作みたいに薬中なんかな~とか思ったらそのへんも現代風で笑
そこまでなが~いシリーズでもないし1話ずつ観て楽しめるし、年末年始で思考停止状態の脳には良い刺激かと。
ちなみに年末年始ってのを除いたら、僕はCSIマイアミのホレイショがくそかっこよくて大好きです。
あーーーーー大したテレビやってないな~~~Netflix観よ。
音楽の話。
お久しぶりです。
体調不良明けに映画を観てどうしても書きたくなったので久しぶりに。
長くなります。
”はじまりのうた”を観ました。はじまりのうたは邦題でアメリカではBEGIN AGAIN。特設ページがあったのでリンク。
なにやらやたらポップなサイトになってますが、内容は結構しっとり大人な映画。前向きになるとか、進み出す、という意味ではこの雰囲気でも良いのかな。
パイレーツ・オブ・カリビアンのヒロインでもあるキーラ・ナイトレイがギター弾くわ歌うわってのも当然見どころだし、マルーン5のアダムが演技しちゃってるし美声だしってのも見どころだしまあそれだけでも見どころばかりですが
なによりも、曲が素晴らしいです。いや本当に。観て速攻でamazonでポチりました。
youtubeに公式チャンネルが載せてるのでそのリンク貼っても良いんですが、所謂捨て曲ってのも無いから選びづらいし、やっぱり映画の中で聴くからこそってのもあるので皆さんぜひ映画を観てほしい。
特に序盤、グレタ(キーラ・ナイトレイ)の弾き語りを聴いてダン(マーク・ラファロ)の頭にアレンジが加わる部分、あそこは最高。完璧なアレンジ。観てるだけでワクワクするし、引き込まれます。てかなぜか僕はそのシーンで泣いた。
そんな大きなことがテーマな映画ではないんです。大冒険があるわけでもなく、大スペクタクルムービーなわけでもなく、リアルではあり得ないような奇跡や魔法が起きるわけでもない。僕の人生でもほんのちょっと何かが違えばこんな奇跡が起こるのかも、なんて思えるような、”遠くない”話なんです。でも、そこが良い。
…語り始めると終わらないのでこの辺で。
いや~ほんとに良かった。音楽って良いなと思いました。音楽やっててよかったなとも。
ちなみにキーラ・ナイトレイの曲・歌声はノラ・ジョーンズみたいな優しい声でしたよ。ノラ・ジョーンズ好きもぜひ(ハードル上げちゃうかな…)
まあそんなこんなで夜に会った一緒に音楽やってる友人に「はじまりのうた」めっちゃ良かったよ!と話したら「奇跡のシンフォニーを観ろ」と言われたので家に帰って観たんですが
これまた良い!
なんなんだよまったく音楽って最高だなあ。
こっちは割りと類まれな才能を持った男の子が主人公で、正直出来すぎな話ではあります。でも全然嫌じゃない!心からおうえんしたくなる主人公で最後はハラハラしてました。
おんがく の ちから って すげー ! って思います。
何気ない学園長?の「音楽の素晴らしいところは、音だけで人を結びつけるというところです」みたいなセリフ(うろ覚え)があるんですが、この言葉にすべてが凝縮されてる。
いやー2作品とも良い映画でした。心が浄化された。
実は学生時代に軽音部にいた頃に、陰で「◯◯死ね(拡散希望)」とかされてるのを知ってしまい、軽い人間不信というか一切笑えなくなった過去があるんですが、なんかそんなことをふと思い出しました。あの時は楽器を見るだけで吐き気がするような感じになってしまい、一生音楽なんてやらないしいらない なーんて思ってましたが、今やまたすっかり音楽の虜です。
あの頃笑えない僕を「お笑いやろう」と誘ってくれたM君。生きがいをつくってくれて感謝してもしきれない。一緒にやった単独公演は一生の財産です。
社会人になって一緒に音楽をやってくれているT君。お陰で今音楽をやるのが楽しいし、音楽って最高!って心から言えます。
人は一人じゃ生きていけないし、一緒に何かをできる仲間がいるってのは最高ですね。
はじまりのうたでメンバー集まって演奏するシーンを観てあらためてそう思いました。
明日からも頑張ろー!
ミュージアム完本
おひさしぶりです。
毎日残業続きでパソコンもひらけず…ようやく日常が戻ってきました。
いざ平和な日常に戻ると欲しくなっちゃうのかな、刺激。
ミュージアム 完本 購入しました。
はい。映画化も決まったやつですね。
まあなんというかなかなかキツイお話なんです。
端的にいうと、グロい。ただよくあるグロいだけの漫画じゃなくて、もっと人の精神を蝕む”良く出来てしまっている”お話です。
読むほどに心が苦しくなり、救いが無いように感じながらも、心のどこかで救いを期待してる自分。
その反面「これまでのストーリーを見てると最悪のエンドもあるでこれ…」とも思ってしまいヒヤヒヤもんです。
本当に心臓に悪い。
ピエール・ルメートルの作品を読んでる時みたいな気分でした。
大好物なんですけどね。
今回の完本は追加エピソードつきで2巻で読めるので気軽に読めますね。
一気読み必須。
ちなみにオリジナル版で最後フリーライターの名刺にしかけがありましたが、今作でもそのしかけは健在でした。
ここで紹介する訳にはいかないのでぜひ直接手にとってみていただければと。
そんなすげー!って内容じゃなかったけど笑
ああそれにしても、もやもやした気持ち。
でもイヤミス好きなら、こういうのたまんないでしょ。
人生で大事なことはダンゴムシが教えてくれた
Lesson1.友達の作り方
小学校に入学する年、僕は親の仕事の都合で引っ越し、周りに友達がいなかった。
しかし入学式からの帰り道、家の近くの空き地にいるダンゴムシを見つけ、あ~ダンゴムシだ~と思っていると、同じ小学校の子も同じようにあ~ダンゴムシだ~となっていた。
共通の好きなものは人を繋ぐことを学んだ。
ダンゴムシによって心の距離はなくなった。
僕はダンゴムシを見るたびに思い出すのだ。初めて出来た友達のYくんを。
Lesson2.人の多様性
ダンゴムシがいれば友達ができると盲信していた幼い僕。
しかしある女の子はこう言った。
「やだ気持ち悪い」
衝撃だった。同じ人なのにこうも違うのかと重いボディブローを食らったような気持ちだった。
自分が好きな物は他者も同様に好きなわけではなく、人はそれぞれ違うのだ。
Lesson3.人の身勝手さ
ダンゴムシはワラジムシ目の生き物である。
ワラジムシとダンゴムシの違いは丸くなるかならないか程度だ。
しかしワラジムシは愛せない。Yくんも出てこない。なんなら悪態をつくYくんが想像できるくらいだ。
結局人は身勝手なのだ。その人がその物をどう見るかで物の価値はかわってしまう。
僕にとっては大切な想い出も、ある人にとってはナウシカの王蟲なのだ。
でも誰になんと言われても僕はダンゴムシが好きだ。
時に人は他者の意見に左右されずに自分の信じるものを信じきる勇気も大切なのだ。
ちなみにこんなタイトルでわざわざ最後まで読んだ人がいるならばアナタに言いたい。
今度ダンゴムシを見つけたら背中を見てみてほしい。
背中に黄色い斑点があるやつ。それはメスだ。
背中に黄色い斑点がないやつ。それはオスだ。
この知識が人生で役にたったことは無い。